- RS232/RS422/RS485とCAN/CAN FD間の通信変換
- 従来型CAN(CAN 2.0A/2.0B)対応
- CAN FD最大通信速度8Mbps
- CAN最大通信速度1Mbps
- シリアル最大通信速度921.6kbps
- 標準11bit ID/拡張29bit ID対応
- DAR(自動再送無効化)機能
- ABOR(バスオフ自動復帰)機能
- 動作温度-40~+85℃
- ±15kV ESD保護
- 概要
- スペック
- ピンアサイン
- 外形寸法図
- ダウンロード
- 製品画像
概要
sCAN/all-FDは、シリアル通信機器をCANまたはCAN FDネットワークへ接続するためのコンバーターです。
1台でRS232、RS422、RS485の各インターフェースに対応しており、接続するシリアル機器や設備に応じて使用する通信方式を選択できます。CAN側は従来型CANとCAN FDの両方をサポートしています。
CAN FDでは最大64バイトのデータフィールドを扱うことができ、本製品ではデータ通信速度として最大8Mbpsに対応します。従来のCAN機器との互換性を維持しながら、より多くのデータを扱うシステムにも適用できます。
また、広い動作温度範囲とESD、EFT、サージに対する保護設計を備えており、工場設備、制御装置、輸送機器、試験装置などへの組み込みに適しています。
CAN/CAN FD対応
CANは、通信データに識別子を付与し、その識別子に基づいて通信の優先順位を調停する方式を採用しています。エラー検出や通信状態の管理機能も備えているため、車載機器、産業機器、搬送設備、制御システムなどで広く利用されています。
従来型CANでは、1フレームあたりのデータフィールドが最大8バイトに制限されています。CAN FDではデータフィールドが最大64バイトに拡張され、データフェーズの通信速度を高めることができます。
sCAN/all-FDは、次のCAN通信に対応します。
- 従来型CAN(CAN 2.0A/CAN 2.0B)
- CAN FD
- 標準フォーマット11bit ID
- 拡張フォーマット29bit ID
- CAN最大通信速度1Mbps
- CAN FD最大通信速度8Mbps
既存のCANネットワークとの接続に加え、より多くのデータを扱うCAN FD対応システムにも使用できます。
RS232/RS422/RS485対応
sCAN/all-FDは、SystemBaseが開発したシリアルトランシーバー「SB300」を搭載し、RS232、RS422、RS485の各通信方式に1台で対応します。
接続する機器に合わせてシリアルインターフェースを選択できるため、異なる通信方式を使用する設備への展開や、既存機器の更新、保守用途にも利用できます。
シリアル側の最大通信速度は921.6kbpsです。
CANエラー監視機能
CANネットワークでは、配線、終端抵抗、ノイズ、通信速度の設定、接続機器の状態など、さまざまな要因によって通信エラーが発生する場合があります。
sCAN/all-FDは、CAN通信中に発生したエラーの状態を確認する機能を備えています。エラーの発生状況を把握することで、配線や通信設定の確認、ネットワーク障害の切り分けに活用できます。
DAR機能
DAR(Disable Auto Retransmission)は、送信エラーが発生した際の自動再送を無効にする機能です。
通常のCAN通信では、送信に失敗したフレームが自動的に再送されます。DARを使用することで、エラー発生時の再送を抑え、通信負荷や送信タイミングをアプリケーション側で管理できます。
試験装置や通信評価、送信回数を制御する必要があるシステムなどに利用できます。
ABOR機能
ABOR(Automatic Bus-Off Recovery)は、CANコントローラーがバスオフ状態になった場合に、自動復帰を行う機能です。
通信エラーが継続すると、CANコントローラーはネットワークへの影響を抑えるためバスオフ状態へ移行します。ABORを利用することで、復帰条件を満たした後に通信を自動的に再開できます。
無人設備や遠隔地に設置された機器など、手動による復旧操作が難しい環境での運用を支援します。
シリアルインターフェース
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 対応規格 | RS232/RS422/RS485 |
| ポート数 | 1ポート |
| コネクター | 3.81mmピッチ、5極着脱式端子台 |
| 最大通信速度 | 921.6kbps |
| RS232信号 | TXD、RXD |
| RS422信号 | TXD+、TXD-、RXD+、RXD- |
| RS485信号 | TRXD+、TRXD- |
| データビット | 7bit/8bit |
| ストップビット | 1bit/2bit |
CANインターフェース
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 対応規格 | ISO 11898-1:2015、ISO 11898-2:2016 |
| CAN仕様 | 従来型CAN(CAN 2.0A/2.0B)、CAN FD |
| フレーム形式 | 標準11bit ID/拡張29bit ID |
| ポート数 | 1ポート |
| コネクター | 3.81mmピッチ、5極着脱式端子台 |
| CAN最大通信速度 | 1Mbps |
| CAN FD最大通信速度 | 8Mbps |
| 信号 | CAN_H、CAN_L、VDD+、GND |
保護機能
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ESD保護 | ±15kV(HBM) |
| ESD試験規格 | KS C 9610-4-2 |
| EFT試験規格 | KS C 9610-4-4 |
| サージ試験規格 | KS C 9610-4-5 |
ハードウェア
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 電源入力 | DC 5V/1A |
| 消費電力 | 0.5W |
| 電源コネクター | 外径3.5mm/内径1.35mm |
| 外形寸法 | 54(W)×72(L)×28.4(H)mm |
| 本体重量 | 約100g |
| 表示LED | RDY:赤、DATA:緑、ERR:赤 |
ソフトウェア
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 専用ユーティリティ | CAN FD Utility |
| 対応OS | Windows 10以降 |
| 主な機能 | 通信テスト、設定、ファームウェア更新 |
動作環境
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 動作温度 | -40~+85℃ |
| 保存温度 | -40~+85℃ |
| 動作湿度 | 5~90%、結露しないこと |


ダウンロード(メーカー英語ウェブサイト)





